南海トラフ地震 ~ いつ発生してもおかしくない ~

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南海トラフ地震 ~ いつ発生してもおかしくない ~

近頃、「南海トラフ地震」の話題が増えています。

今後、30年以内に「南海トラフ地震」の発生する確率が80%だといわれても、どこかピンとこない方は多いのではないでしょうか。

まず、「トラフ」とは、海底に舟底のような平たい凹地形ができる場所を指し、「南海トラフ」は、静岡県沖から宮崎県沖まで続く水深4000メートルの海底にあります。

つまり、「南海トラフ地震」とは、駿河湾から紀伊半島、四国沖、九州沖の日向灘までの、広範囲な太平洋岸の海底に延びる溝状の地形を想定震源域とする地震のことで、かつてより「東海地震」「東南海地震」「南海地震」などの呼称で呼ばれ、概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。

直近の「南海トラフ地震」としては、1944年(昭和19年)「昭和東南海地震」(M8.2)と1946年(昭和21年)「昭和南海地震」(M8.4)で、やはりどちらもマグニチュードは8以上でした。

今では、これらの発生から約80年が経過していることに加え、地震調査の長期評価においても、マグニチュード8から9クラスの地震が30年以内に発生する確率が80%程度(2025年1月時点)とされていることから、「南海トラフ地震」はいつ発生してもおかしくない状況だとされているのです。

さらに、「南海トラフ地震」の怖いところは、この大規模地震が1度で終わらずに、時間差で発生する可能性を含んでいることです。

過去には、想定震源域のほぼ全域で同時に地震が発生したことがあるほか、東側半分の領域で大規模地震が発生し、時間差をもって残り西側半分の領域でも大規模地震が発生したことがありました。

時間で言えば、前回の「昭和東南海地震」と「昭和南海地震」は約2年の時間差をもって発生していますが、前々回にあたる1854年(嘉永7年/安政元年)「安政東海地震」(M8.6)では、約32時間後に「安政南海地震」(M8.7)が発生しています。

ちなみに、嘉永7年/安政元年の日本は、ペリーが江戸湾に再来したり、日米和親条約の締結や、京都の大火、複数回の地震が起こるなど、とても大変な年だったようです。

政府の中央防災会議によれば、次回の「南海トラフ地震」でも、静岡県から宮崎県にかけての一部で震度7、それに隣接する周辺の広い地域で震度6強から6弱の強い揺れが起こり、関東地方から九州地方にかけて太平洋沿岸の広い地域では10mを超える大津波の襲来が想定されています。

これらに備え、気象庁では、南海トラフ沿いで異常な現象を観測された場合や、地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等には、「調査中」「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」の4つのキーワードで「南海トラフ地震臨時情報」を発信します。

「調査中」と発表された段階でも、早めに避難等の防災対応を準備・開始するよう心がけてください。

また、「調査終了」が発表されても、大規模地震発生の可能性がなくなったわけではありませんので、引き続き、地震の発生に注意しながら生活することが大切です。

お問い合わせは、ホームページ「お問い合わせ」から、お気軽にお声がけください。

日頃から地震への備えの再確認と、すぐに避難できる準備をしておきましょうね。

⁡ [ 一般社団法人 目白心理総合研究所 ]
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