2024/12/23
今年もクリスマスシーズンがやってきました。
クリスマスイヴには、サンタクロースが「トナカイ」のソリに乗って、世界中の子どもたちにプレゼントを配るというイメージが定着していますが、そんなイメージはなぜできたのでしょうか。
もともとは、北欧の遊牧民サミー族が「トナカイ」を使ってソリを引いたり、荷物を運んでいたことや、「トナカイ」が寒さに強く、長距離移動が得意なことから、北極を故郷とするサンタクロースの物語に「トナカイ」がピッタリだったとも言われています。
1823年には、クレメント・クラーク・ムーアが書いた詩『聖ニコラスの来訪(A
Visit from St. Nicholas)』が、冒頭の一節から『クリスマスの前の夜(The Night Before Christmas)』として広く知られるようになり、現在のサンタクロースのイメージとして、世界中に定着したとされています。
サンタクロースの白いあごひげ、ぽっちゃりとした体、大きなプレゼントの入った袋をかつぐ姿、さらに、「トナカイ」を従えて空を飛ぶ様子が定着しました。
また、「トナカイ」は、1~2頭くらいのイメージがあるかもしれませんが、詩の中で8頭の個性的で特徴のある「トナカイ」を描いたことが定着し、その後、1939年にロバート・L・メイの童話『ルドルフ赤鼻のトナカイ(Rudolph
the Red-Nosed Reindeer)』が発表されてから「ルドルフ(Rudolph)」が加わり、9頭になりました。
さらに、1948年にジョニー・マークスが童話のストーリーを元に楽曲を制作し、日本でも『赤鼻のトナカイ』としてよく知られるほど、クリスマスソングとしても世界的なヒットソングとなりました。
「その年のクリスマスの夜は霧で視界が悪く、このままでは夜明けまでに間に合いそうにないとサンタが憂鬱になっていたところ、トナカイの子「ルドルフ」の鼻から発せられていた明かりを見つけ、サンタはそのトナカイの子を起こして協力をお願いする。
ルドルフは大きくて赤く光る鼻を、いつもトナカイの仲間たちにバカにされていたので、サンタのお願いを喜んで引き受け、トナカイのリーダーとしてソリを引く事となる。
ルドルフのおかげで、夜明け前にプレゼントを無事配り終え、街の住人はルドルフを英雄として讃えた。」
メイは、『みにくいアヒルの子』を参考にして、「自分の、痛ましいまでに引っ込み思案だった少年期の記憶を踏まえて、ルドルフの話を創造した」のだそうです。
そして、当時4歳だったメイの娘のバーバラが、動物園の「シカ」が大好きだったので、「シカ」を主人公にして物語を書こうと考えたことがきっかけだったようです。
ちなみに、「トナカイ」(偶蹄目シカ科トナカイ属)と「シカ」(偶蹄目シカ科シカ属)は、両方ともシカ科の一種です。
また、「トナカイ」は「馴鹿」と書くように、人に馴れやすい動物で、昔から家畜として飼いならされていて、「馴鹿」はアイヌ語で「トゥナカイ」であることから、トナカイと言われるようになりました。
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人と違うところを欠点だと思うと自信をなくしますが、ルドルフのように違いを強みに変えて、自信をもてるようになれるといいですね。
[ 一般社団法人 目白心理総合研究所 ]
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