パスポート ~ 世界最強はどこの国? ~

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パスポート ~ 世界最強はどこの国? ~

「パスポート(旅券)」とは、日本国政府が外国政府に対して、その所持者を日本国民であると証明し、あわせて安全に旅行できるよう保護と扶助を与えることを要請している公文書のことです。⁡

つまり、「パスポート」は、安心して海外に滞在するための大事な身分証明書といえます。⁡

日本の「パスポート」の歴史は、慶応 2(1866)年に幕府が日本人海外渡航の禁制を解き、初の「海外渡航文書」を発給したことに始まります。⁡

当時、身分(士農工商)には関係なく,修学と商業の目的に限り、条約締結済みの国(米、英、仏、蘭、露、葡、スイス、プロシア)への渡航が許可されました。⁡

明治維新前後には、許可を得ずにハワイなどに大量の移民が渡航する事例が発生して、明治11(1878)年、政府は「海外旅券規則」を制定し、ようやく近代旅券法から「旅券」という名称が確立されました。⁡
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明治18(1885)年、日布移民条約によりハワイへの移民が公式に許可されて以後、いわゆる官約移民の増加とともに「旅券」発行数も急増しました。⁡

明治42(1909)年には「移民専用旅券」の使用が始まりましたが、大正13(1924)年に米国で排日移民法が制定されるなどの環境変化を反映して、大正14(1925)年に「同旅券」は廃止されています。⁡

また、外国に入国するには、入国しても差し支えないことを示す「入国許可証」、すなわち「ビザ(査証)」の取得が必要となります。⁡

しかし、日本をはじめ各国においては、一部の国および地域との間で取決めを行って、報酬を伴わない短期滞在の活動に対しては「ビザ」の取得を相互に免除しています。⁡

つまり、短期間の旅行や業務打合せ、展示会の参加などの活動に便宜を図ることで、国際交流が円滑になるようにと「ビザの免除」を行っているわけです。⁡

実を言えば、この「ビザの免除」数は、多ければ多いほど、いわば、パスポート界の「VIPパス」といえますので、最も多くの国に「ビザ」なしで入国できる「パスポート」、それは世界最強の「パスポート」を意味するのです。⁡

そのランキングは、国際航空運送協会(IATA)のデータを基に、英国コンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズ(Henley & Partners)が行っています。⁡
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2024年7月の「ヘンリー・パスポート・インデックス」によれば、トップ3は以下の通りとなっています。⁡

[1位:195カ国]⁡
 シンガポール⁡
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[2位:192カ国]⁡
 フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン⁡
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[3位:191カ国]⁡
 オーストリア、フィンランド、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、韓国、スウェーデン⁡


これまで過去5年間は、日本かシンガポールのいずれかが首位でしたが、今年1月のランキングではシンガポールと同率1位(194カ国)に日本、フランス、ドイツ、イタリア、スペインが並び、7月には192カ国となって、同率2位になってしまいました。⁡

なお、最下位はアフガニスタンで、「ビザ」なしで渡航できる国が26カ国しかなく、シリア(27カ国)やイラク(31カ国)より下位に位置しています。⁡

このように、日本のパスポートは世界で強力な「パスポート」の一つなので、多くの国へ「ビザ」なしで渡航することができます。⁡
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ぜひ日本の「パスポート」を活用して世界を自由に旅してみませんか。⁡

お問い合わせは、ホームページ「お問い合わせ」から、お気軽にお声がけください。⁡

ちなみに、「パスポート」は個人の所有物ではなく国の公文書、つまり、その所有権は国にあり、手数料を徴収して個人に所持・使用を認めているものなんですよ。



[ 一般社団法人 目白心理総合研究所 ]
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