2023/02/16
完璧主義者 ~ 完璧を追い求める心理 ~ 。「僕はどんなことにも決して満足しない。僕は完璧主義者で、それが僕という人間なんだ。」常に完璧であることを求め、常に自分の限界に挑み続けたマイケル・ジャクソン。「完璧主義者」を突き動かす心理はどこにあるのでしょうか。ここに、9割の水が入ったグラスがあるとします。グラスを自分自身だとすると、水が入っている部分に着目して「自分は9割も満たされている」と思えるか、あるいは水の入っていない部分に着目して「自分は1割も足りない」と思うのか、「完璧主義者」はその後者に当たります。しかし、グラスに1割の水を入れれば「完璧」になますが、マイケル(完璧主義者)はなぜ「どんなことにも決して満足しない」のでしょうか。それは「完璧主義者」の行う凄まじい努力からすれば、満杯になるのはある意味「平常」であり、「完璧主義者」の頭に描く「完璧」とは、ただの満杯を超えた、その人の「理想」ともいえます。「完璧主義者」は責任感が強く頑張り屋であるが故に「強い人」という印象を持たれやすく、「承認欲求が強い」」プライドが高い」と言われますが、それは結果であって本質ではありません。実は「完璧主義者」は、ガラス細工のようにもろく繊細で、人の何倍も深く傷つきやすいこころを持っています。が、完璧さを求めるがあまり、傷ついていることはおろか、人に頼ることも、弱音を吐くこともありません。また、人に認められることで自分の価値を確認するという心理から、根底には「愛されたい」気持ちが強く、「人の期待に応えられないと嫌われる」「愛されなくなる」と考えて、批判されないように他者にも気を遣います。「こうあるべき」「こうすべき」と自分基準の規律を作り、それを守れば批判を避けられると考えて、絶え間なくあるべき姿(理想像)を求めて頑張り続けます。要するに「完璧主義者」は、常に多くのエネルギーを消耗しながら、一方で理想的に水を満たそうと努力し続け、他方では批判されないように、水がこぼれないようにと細心の注意を払いながら、その両方への努力を維持し続けることで、深く傷つきやすいこころを守っているのです。こんなに健気な「完璧主義者」ですが、行きすぎれば摂食障害、強迫性障害、醜形恐怖症に発展したり、子育てのような正解のない事柄に対しては自分を責めすぎて辛い思いをしてしまいます。何かに頑張りすぎている方は、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」からお気軽にお声かけください。ひとりで頑張らずに、一緒にあなたの傷つきやすいこころを守る方法を考えましょう。[ 一般社団法人 目白心理総合研究所]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分
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