2022/12/25
リハビリテーション ~ ジャンヌ・ダルクの名誉の回復 ~ 。「Follow me 」のセリフでお馴染みのジャンヌ・ダルク。15世紀頃、フランスのオルレアンの少女が、突如神のお告げを受けたとして、フランス軍の危機を救うべく鎧に身を包み、白馬にまたがって軍旗を掲げ、仲間の兵隊を鼓舞しながらイングランド軍と戦って勝利を収めました。さらに、首都パリの奪還を目指して進軍したジャンヌ一行でしたが、彼女はイングランド軍に捕えられて宗教裁判にかけられてしまいました。ジャンヌはフランス軍にも見捨てられ、宗教裁判では異端者と決めつけられて火炙りの刑に処され、こうして、19歳の乙女は、燃え盛る炎の中で神の名を叫びながら息絶えました。ジャンヌが処刑されてから25年後に再審が行われ、異端者であるとの宣告が取り消されたのですが、この再審のことを「リハビリテーション 裁判」といいます。つまり、無実の罪の取り消しや、破門を取り消すといった全人的な名誉や尊厳の回復のことを「リハビリテーション 」といいます。そのほかには、ガリレオ・ガリレイのリハビリテーション 裁判も有名です。ガリレオは、地動説を支持し、「それでも地球は回る」と頑に唱えて異端者とされ、禁固刑に処されて亡くなりました。その彼の死去から350年後に「リハビリテーション 」が行われています。「リハビリテーション 」という言葉は、元々ラテン語の「re(再び)+habilis(適する)」、つまり「再び適した状態になる」からきています。後年は、主に医学において、疾病や外傷の後遺症を持つ人に対して、医学的・心理学的な指導や機能訓練を施し、機能回復・社会復帰をはかることに「リハビリテーション 」「リハビリ」を用いるのが一般的になりました。したがって、「リハビリテーション 」とは、単に身体能力を回復させて社会復帰を目指すだけでなく、社会の偏見や政策の誤り等のために、奪われ、傷つけられた尊厳・権利・人権をも本来あるべき姿に回復させるという大切な目的・役割を持っています。障害や偏見などによって失われた状態にある人が、「リハビリテーション 」で本来あるべき姿に回復でき、誰ひとり取り残さない豊かな社会が実現されると素晴らしいですね。目白心理総合研究所では、「リハビリテーション 」を職業とし、全人的復権に尽力されている皆さまを応援しています。お問い合わせは、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」をお気軽にご利用ください。[ 一般社団法人 目白心理総合研究所]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分
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