2023/05/08
ジャパニーズ・ビジネスマン ~ 栄養ドリンクで戦えますか? ~ 。ゴールデンウィークもあっという間に終わりを告げ、再び忙しい日常が戻ってきました。普段からの疲れや連休明けの疲れを解消するために、栄養ドリンクで気合いを入れている人もいるかもしれませんね。さて、その栄養ドリンクですが、飲んだ直後は元気になった気がしても、数時間後にかえって疲労感が強くなった経験はありませんか。実は、栄養ドリンクやエナジードリンクは、それぞれ配合されている成分は違いますが、疲労回復効果は実証されておらず、栄養を補給することで「疲労感」は薄まっても「疲労」自体は解消されていません。これらによく入っているのが「カフェイン」と「アルコール」で、「カフェイン」で眠気を取って、「アルコール」で気分を高揚させることで、シャキッとした感覚を与えています。栄養補給は大切ですが、「疲労」そのものは解消されてはいないので、栄養ドリンクで疲労をごまかして頑張り続けると、疲労は溜まる一方となります。さて、「疲労回復」と「栄養ドリンク」が強く結びついたのは、いつ頃からなのでしょうか。覚えている人も多いと思いますが、バブル全盛の1988年に、企業戦士「ビジネスマン」のための栄養ドリンク剤として「リゲイン」が発売されたことに大きな影響を受けています。「黄色と黒は勇気のしるし、24時間戦えますか」で知られるCMソング『勇気のしるし』は、軍歌のようなテンポのいいメロディーと、日本人サラリーマンがはるか世界で戦う歌詞がウケて、「24時間タタカエマスカ」が1989年の流行語・銅賞に選ばれました(金賞は「オバタリアン」)。「ジャパニーズ・ビジネスマン」が頑張るための必須アイテムとして一世を風靡しましたが、働き方改革が進む中で、長時間勤務が美徳でなくなったことをはじめ、「頑張って、頑張って、頑張る」こと自体が時代に合わなくなり、今では『勇気のしるし』は『ブラック企業のしるし』となってしまいました。ちなみに、2014年に発売された「リゲイン エナジードリンク」のCMでは、歌詞は「24時間戦うのはしんどい」になり、キャッチコピーも「3、4時間戦えますか」になるなど、時代の変化が反映されています。そのほか、「ファイト!一発!」のキャッチフレーズを絶叫していた「リポビタンD」のCMでは、肉体派俳優が「努力、友情、勝利」をテーマに、ドリンクを飲んで様々なことにチャレンジしたり、危機を乗り越えるシーンが使用されていましたが、やはり「汗と筋肉」は時代に合わなくなって、今では絶叫をやめて他のドリンク同様に、若年層の取り入れを狙ったCMとなっています。時代は変わっても、受けたCMの影響は私たちの中に残り続けてしまうものなのですね。栄養ドリンクを片手に頑張り続けてしまう方は、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」からお気軽にご相談ください。疲れた時は栄養ドリンクを多用せず、体にしっかりと休息を与えてくださいね。[ 一般社団法人 目白心理総合研究所]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分
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